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ナース指導者が教える 実習での厳しい指導者と優しい指導者の違い 学生との関係性と心構えとは

ナース指導者が教える 実習での厳しい指導者と優しい指導者の違い 学生との関係性と心構えとは

今回は実習で永遠に言われ続けている「昔は指導者が怖かった」と言われた理由と今がなぜ優しくなったのかをお伝えしたいと思いブログにすることにしました。また今の学生との関係性と学生の心構えとしては何が必要かもお伝えしたいと思います。よろしければ参考にしてください。

昔の指導者が怖かった現状とは

私が学生の頃、20年以上前は確かに指導者が怖かった。それだけではなく、病棟で挨拶に行くと殺伐としていてみんな情報収集しており、無視されているようにも感じた。見て覚えなさいの雰囲気もあり、笑顔で対応してくれたことなんて一度もなかった。ちなみに怒られたことは記憶にありませんが注意は受けたかもしれません。とにかく雰囲気が怖かった。ナースステーションに行くとモニターアラームが鳴っており、人工呼吸器をつけている患者などもいてこの中で看護師になる勉強ができるのか心配でしかなかった。現代のようにネットやSNSで病院の雰囲気も知ることができず、ただの噂でしか知ることができなかった。噂は怖さをもっと怖くする、びびりの気持ちが抜けなかったのを覚えています。

今の看護師や学生との違い

  • ナースキャップを学生もつける
  • 白い白衣でスカートしかない
  • 白いストッキング
  • 靴も白で決まっていた
  • 男子学生は20名の看護師で2名いる

ナースキャップを学生もつける

男子は流石につけませんがナースキャップは学生でもつけており髪型は清潔に保たれていた。今はネットでしたの結んだ団子をまとめていることが多い。

白い白衣でスカートしかない

学生は白い白衣でスカートで統一していた。下にスリップを着ないと透けてしまうことが気になり、何着か買っていた。今はズボンが定番でカラフルな制服が多く、白はほぼなくなってきている。

白いストッキング

肌色のところもありますが、私の看護学校は白いストッキングを履いていた。夏場は辛くてトイレにも行きにくい状況だった。

靴も白で決まっていた

学生は白と決められているが看護師は色は決められていないところも増えてきている。色より安全性が求められており針が落ちて刺さらないようにサンダル禁止となっている。

男子学生は20名の看護師で2名いるくらい

男子学生は私の上の学生から1名くらい入学許可され始めていた。今の時代は10名以上はいる気がします。また大学はもっと多いように感じています。

厳しい看護師と優しい看護師の違い

厳しい看護師と優しい看護師の違いは昔と今の教育の違いにあると思います。ベテランの方が厳しい傾向にあるのが現状としてありますがこれを教育の面からお伝えしたいと思います。

ティーチングとコーチング

今の看護師は優しいと言われています。なぜか昔は怖かったのですがそれは学生指導での研修でのことを考えるとわかりやすいかと思います。今の学生は強く注意すると耐えることはせずすぐ退職してしまう。その影響で看護師の人数が減る可能性もあり教育方法も変えないといけないと言われています。以前のゆとり教育から来ていますが教え方はティーチングも大事だがそれ以上にコーチングも大事だと言われており、強く伝えるだけでは理解できないため自己の訴えをコーチングすることも教育には必要であるということです。ティーチングとコーチングを使い分けながら教育を進めていくことも大切だと言われています。

厳しいベテラン看護師

厳しいベテラン看護師は教育から外されることも多く、教育の研修も受けていない場合教育方法や指導方法を知らないことがあります。自己の方法で教育を行うベテランの場合は厳しく教えるようになってしまい、学生や看護師が辛い状況になる場合も少なくありません。

優しいベテラン看護師

優しいベテラン看護師というのは教育研修を受けており、自己の教え方にこだわらず、統一した教育方法で学生指導や新人指導を行なっていく力がある人のことです。厳しくしても今の新人や学生は育たないことも知っており、怒るのではなくどのようにしたら教育できるのかを自己で学んでいます。それを実践しているため優しいベテラン看護師になると考えられます。

指導者の学生との関係性と心構え

先ほどお伝えしたように優しいベテラン看護師は研修を受けており、どのようにしたら学生や新人看護師が育つかを知っています。指導者はその教育方法を実践しているだけで、普段は普通の人間でイライラもしますし忙しさに嫌気がさす場面もあります。今の指導者と学生との関係性は教員と学生のような関係ですが、実習が滞らないように進めていくためにはどうしたらいいかを教員と相談し進めていきます。また自己だけで判断できない場面もあるためその際は病棟の管理者に相談し進めていくことも行なっています。心構えとしては実習目標に合わせてきちんと自宅での学習を行い事前準備を進めて実習に臨むことかと思います。いい実習だったということができるようにそれぞれが学ぶ姿勢を指導者に伝えることが指導者のやる気も上げることができます。

まとめ

今回は厳しいベテラン看護師と優しいベテラン看護師の違い、学生との関係性と心構えについてお伝えしました。今の時代で怖い看護師もいると思います。しかし直接的な指導には関わらないことが多いと思いますのでまずは自分の学ぶ姿勢をお伝えすることがいいかと思われます。今の実習は学ぶことに対して意欲と誠実さが必要だと私は思います。これからも実習は続くと思いますが頑張ってくださいね。応援しています。

別のブログで実習カンファレンスと実習についていくつか載せていますのでよろしければ参考にしてくださいね。見ていただきありがとうございました。
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