ナース指導者が教える 地域包括病棟業務との併用しながらの初めてのいい実習指導とは
私は実習指導を毎年行っていますが、最初は何もわからず、病棟勤務との併用でとても混乱していました。業務も忙しく実習の指導もわからない状況でしたが1から勉強し今では指導ができるようになりました。今回はこのような状況にある方に参考にしてもらえるブログを作りましたので参考にしてください。
実習開始1週間前から前日すること
私の実習開始1週間前は患者選定、了承を本人やご家族から取ります。患者本人は快く了承してくれる方を選びます。ご家族は様々でありますので、本人から了承を得られたことを伝え、実習の関わりとはどのようなことをするか伝えて了承を得ます。あとは実習の予定は決まっているので実習がスムーズにできるように、上司やスタッフヘ報告を行い、どのような実習が来るのか、協力していただけることは協力していただけるように伝えます。病棟スタッフが協力していただけないと進まない状況でもあります。
実習期間・実習人数
実習期間は様々1週間から3週間です。看護学校の先生も来られます。ちなみに看護学校は私の病院に隣接しており4年制となっています。基礎実習から統合実習までありますが、1学年から4学年まで来られます。ほぼ1年間実習があるというように感じています。実習生は5名から8名、実習担当病棟が多ければ実習生は少ないのでゆっくり教えることができると思います。
実習指導者の業務(実習以外)
- 総リーダー・もしくはチーム(患者部屋受持ち担当)
- 週末は忙しい
- 実習以外にも期限が間近の仕事がある
- 病棟の残業は今できないようになっており、勤務内で行います
私(実習指導者の気持ち)
このように毎朝、今日の勤務は何かを考えながら仕事場にいきます。経験年数を重ねると役割も上の方になるのでチームリーダーや総リーダーになることが多くなります。初日はオリエンテーションを行うので学生のみの担当となりますがそれ以降は病棟の業務と併用して指導を行っていきます。病棟のチームのスタッフも協力してくれる場合もありますが、ほとんどは指導者と看護学校の先生で協力して指導を行います。
地域包括ケア病棟業務(総リーダー・チームリーダー)
総リーダー
チームリーダー
地域包括病棟とは
指導者の実際 指導者のある1日
実習指導の現状
実習は開始となり、初日はオリエンテーション患者さんに挨拶、情報収集、カンファレンスを行い無事終了となります。二日目以降は環境整備見学・実施、バイタル測定見学、ケアの見学・実施、カンファレンスを行い終了となります。
チームでの業務の場合はバイタルサイン測定(体温・脈拍・血圧測定)ナースコール対応、チームカンファレンス、チームへ指示、総リーダーへ報告、発熱対応、検査など業務は慌ただしく行います。その中で実習生の指導を行います。
最後に
今回は地域包括病棟での業務を行いながら実習指導を行う実際を書きました。初めて実習指導者となったら不安はあります。業務も多忙なのに行わないといけない不安もあります。その中でやり遂げた時は自分の指導力も向上しますし、看護学生に「ありがとうございます」と言われた時は「やってよかった」と感じることもできます。大変とは思いますがとてもやりがいがある役割だと思いますので自信を持って一緒に指導していきましょう。
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