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ナース指導者が教える　看護実習のオリエンテーションで伝える日勤業務1日の流れ

2023.10.10

ナース指導者が教える　看護実習のオリエンテーションで伝える日勤業務1日の流れ

私はナース指導者をしています。看護実習のオリエンテーションでは必ず看護師の業務の説明として1日の流れを説明しています。統合実習以外は日勤の業務の説明をしていますのでよろしければ参考にしてください。

日勤業務1日の流れ

日勤業務１

日勤業務の1日の流れ

全体的は1日の流れを載せています。病棟によってはオペ出しや検査などもありますし、時間帯に違いがあるので時間は載せていません。

出勤

  • 朝は１時間前には出勤します。
  • 出勤したら自分に来ているメールの確認。
  • 委員会もしているので委員会のメールや上司からのひきつぎのメールは来ています。
  • 上司への報告がありましたら一番に報告します。
新人の頃は上に指導者が付きます。固定チームとなっていますので報告・連絡・相談　大切❗️病棟はチーム制になっていることが多く、総リーダー・A,Bチームリーダー・A,Bチームメンバーと分かれています。

情報収集

  • 情報収集とはカルテから自分の部屋もち患者さんの情報収集を行います。
  • 短時間で申し送るを終えるために申し送り表も準備されていることがありますのでそれも参考にします。
  • 昨日の情報から新しい入院患者の情報収集を行います。
  • また本日入院担当である場合はその患者の受け入れ準備。
  • 退院患者を担当する場合はその患者の退院準備を行います。
情報収集の仕方は別のブログでも載せていますが、早く終えたいと思いますのでコツが入ります。よろしければ見て参考にしてください。
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2024.05.07

朝礼・申し送り

  • 日勤担当者が集まり朝礼
  • 昨夜の夜勤者からの報告
  • 師長からの報告
  • 委員会や研修参加の報告
  • 申し送りは時間短縮にて行っていない病棟もありますが、今は行っているとしても時間短縮が求められます
  • カルテや夜勤者からの申し送り表があるのでそれを参考にします

朝食配膳・内服・マウスケア

朝食配膳後、食事介助、内服を配ります。内服確認後、下膳を行います。マウスケアが行えない方は介助にてマウスケアを行います。

食事はお膳の名前と本人の名前を確認して配ります。名前を呼んで返事をされるか確認します。
内服も声かけをして名前を言っていただき、月日といつの内服か確認して内服していただきます。粒の薬を飲めない人は懸濁が必要なため潰してお茶に混ぜて内服します。
マウスケアの行い方：歯ブラシ、水を準備しできる人は自己でしていただき、できない方は介助をします。歯がない人はソフキュアガーゼを濡らして拭き取ります。義歯のある方は外してこちらで義歯を洗い水につけます。夜間はポリデントにて洗浄します。

 

バイタルサイン測定

食事が終われば受け持ち患者さんのバイタルサイン測定を行います。状態によっては食事介助の前に測定する場合もあります。

バイタルサイン測定とは・・・
「生命徴候」のことで、「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」「意識レベル」の５つがバイタル測定の基本です。病院では基本的に朝・昼・晩と1日３回測定し、記録します
バイタル測定し患者さんの状態を観察します。患者さんが話せる方はその方からも情報をとり、話せない方などは看護師が観察して情報を取ります

 

聴診器

検査出し

予定されている検査出しを行います。レントゲン、CT、MRIなど検査はたくさんあり、主治医指示にて検査出しをします。発熱された患者さんがいる場合は採血、検尿などを採取することが多いです。検査出しは車椅子や、ストレッチャー（ベッド上の移送）を使用します。患者さんの日常生活動作に合わせて車椅子かストレッチャーかを決めて移送します。

 

検体

オムツ交換

オムツ交換はオムツをされている方のみ行います。入院中は毎日入浴ができないので入浴されない日はオムツ交換時に洗浄を行います。清潔に保つことで感染を防ぐことができます。

受け持ちでオムツ交換をする場合とスタッフ全員で行う場合と病院や病棟でやり方に違いがあります。

入浴

私の働いている病院では入浴は２回/週行います。（病院や施設によって違いはあります。）特浴と言われるベッド上にて入る入浴と車椅子上で入るものがあります。今は機械で湯船に浸かることもできるようになりました。患者さんの状態に合わせて入浴を行います。状態が悪く入浴できない患者さんは清拭と言われる体拭きを行います。

昼食配膳

朝と同様、食事の配膳を行います。薬がある人は内服も行います。食後はマウスケアを行います。

 

肉

スタッフ休憩(^^)

スタッフの休憩も１時間あります。食堂にて昼食、病院で頼んでいる食事を食べます。その後スタッフと会話をしてリフレッシュします。コロナが蔓延している時は休憩室に集まることも禁止されていたため、今は別の部屋で自分の時間を過ごしているスタッフもいます。

休憩時間をどう過ごすかが残業か時間内に帰れるかを決めることもあります。例えば入院が休憩時間にくる場合もあるからです。時間をどう使うかが求められます。

昼のカンファレンス

新しく入院した患者さんのカンファレンスを他職種（主治医・看護師・薬剤師・リハビリ・栄養士・ソーシャルワーカー）で行います。カンファレンスにて今後の方向性を決めます。その後病棟のカンファレンスを行い、勉強会や各スタッフの伝達などがあります

みんな

午後のバイタルサイン・オムツ交換・体位交換

  • 朝、熱があったり血圧が高かったり、状態観察が必要な患者さんのバイタルサインを行います
  • 朝、便処置を行っている患者さんのオムツ交換、自分で体位を変えることができない患者さんの体位交換を行います
  • 体位交換をすることで床ずれを予防できます
  • 患者さんの人数が多く、介護士や介護福祉士さんも協力して行います
  • 午後からリハビリの方も多く配慮して配慮して行う場合もあります

点滴や抗菌剤

熱があったり食事が取れていない患者さんがいた場合は主治医指示にて点滴を行います。熱がある方はすぐ熱を下げる必要があるので点滴にて抗菌剤を行い、熱を下げるようにします。新人は慣れてなく点滴に時間がかかる様子もあります。その時はフォロー看護師がついているのでお互いフォローして業務を行っていきます。

 

注射

 

記録

私の病院は電子カルテなので全ての情報をパソコンにて記録します。昼からも検査があることが多いですがお互い協力して記録を行います。記録の間にナースコールは頻繁になります。トイレへ行きたい患者さん、スタッフに用事がある患者さんなど様々ですのでそのナースコールに対応します。

 

記録

患者さんによってはナースコールを押すことができず、認知症、ふらつきのある方もいて、その対応に追われる場面もあります。ナースコール対応はスタッフみんなで協力して行います。

終礼

仕事終わりの時間が来ましたら終礼となります。夜勤への申し送り、伝達事項を行い日勤終了となります。1日の流れは急変や急な入院もありますのでその時の状況によって多少変わることがあります。

(^^)よかったら参考にしてください(^^)見ていただきありがとうございました。

他に点滴についてのブログも載せていますのでよかったらご覧ください。

ナース指導者から学ぶ　点滴のコツとは　上手になるには
看護師２３年目、実習指導や子育ての様子を楽しくお伝えするブログです。看護師が教える点滴の仕方を書いています。お悩みの方もこれを見て明日への励みになっていただけると嬉しいです。
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2023.10.16

 

 

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