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ナース指導者が教える男性看護師が女性看護師の中で生き続けるには 永遠のテーマ

ナース指導者が教える男性看護師が女性看護師の中で生き続けるには 永遠のテーマ

前回も男性看護師のブログを作ったことがありますが今回は男性看護師が女性看護師の中で生き続けるにはというテーマで今の男性看護師と男子学生の現状と男性と女性の中で看護をする大変さも含めて伝えていきたいと思います。女性看護師からの観点であるため不足しているところもあるかとは思いますがよろしければ参考にして下さい。

病棟での男性看護師の割合

精神科は力のいることが多く男性看護師が多い印象、一般病棟は病棟に2、3名程度と思います。それに介護福祉士や介護士がいる場合もあります。病棟全体で30名とすると女性看護師20名男性看護師3名女性介護福祉士(介護士)6名男性介護福祉士(介護士)4名と思われます。これは療養病院でのメンバーの人数をイメージしていただけるといいかと思います。一般病棟では介護福祉士(介護士)4名看護師28名(女性26名男性2名)程度かなと思います。病院によっても違いがあり、退職予定人数もその中に2名程度はいることがあります。患者数:看護師=13:1や10:1や7:1など病棟の仕組みによって人数が決められています。男性女性の人数は決められてはいませんがなるべく男性が各病棟に数名いるようなイメージです。

これは私の働いている病棟のスタッフを目安にしています。ご了承ください。

男性看護師の困っていること

女性患者さんの処置や清潔援助や入浴介助に断られることがあります。看護師の仕事として男女関係なくケアや処置を行っていますが必ずといっていいほど20〜50歳代の女性患者さんの中でケアを拒否される男性看護師がいます。ほとんど若い女性の患者さんは自立していることもありシャワー浴を自立で行うことが多いですが、整形手術後や全介助での入浴の場合は男性のスタッフは入れず、女性のスタッフの中で介助をして入浴することが多いです。自分が患者だったらと思うとやはり無理と思い断ると思います。

女性看護師が困っていること

女性看護師が困っていることもあります。男性患者さんは元々の生活環境で女性に強く接してこられた方もいますがそれに認知症や夜間せん妄が入ると女性に暴言・暴力を振るわれたりすることがあります。その際は男性スタッフを連れて行くと大人しく過ごされるようになることもあります。患者さんは男性スタッフを医師と勘違いして優しくなったり大人しくなることもあるようです。また女性が男性の清潔援助に入る場合はセクハラを受けることもあります。この際は上手に拒否しますがひどい場合は女性スタッフに共有して対応を統一します。強く拒否してひどい時には主治医よりお叱りがあります。それでもひどい時は強制退院となります。

男性でも女性でも困ることはたくさんあると思いますがお互い患者さんへの対応が困難の場合は協力しています。

男性看護師の日常

  • 8:30朝礼・朝礼前に情報収集
  • 9:00チームカンファレンス(女性看護師がチームリーダーに割合が多い)食事援助・内服援助
  • 9:30バイタルサイン測定(女性患者さんにも行います)
  • 10:00点滴開始、入浴や清潔援助、フォーリーカテーテルの挿入・交換(患者拒否されない限り実施)
  • 11:00患者さんが拒否すると女性看護師にお願いして処置を交代して行ってもらう
  • 12:00食事の配膳・内服介助・胃ろう注入
  • 12:30休憩・女性看護師と病院食堂へ(みんなで食堂に行きます)食事摂取後休憩室で団欒しますが新しい看護師は1人や男性同士で休憩したり、ベテラン男性看護師は女性看護師もいる休憩室に来られて一緒に会話することもあります。男性看護師は早めに休憩場所から戻り記録をしている人もいます。
  • 13:30病棟カンファレンスとカルテの記録(空いているパソコンを探す)
  • 14:00午後のバイタルサイン測定、残りの処置
  • 15:00カルテの記録・チームリーダーへ申し送り
  • 16:00チームリーダーが夜勤へもう仕送り
  • 17:00終礼

日勤では男性看護師は一番休憩での居場所に困っているスタッフがいると思われます。これは夜勤でも同様です。また処置やケアは拒否されない限り男性スタッフは実施します。これは当たり前にしないと患者さんを助けることができません。きちんと声掛けを行い了承を得て実施します。男性は体力があるので女性で行えないオムツ交換時の体の支えや体位交換や入浴援助の移乗や移送は協力的にしてもらえるので大変助かっています。

男性看護師の協力は必要ですよ

男子学生について

私は実習指導もしていますが男子学生は1Gに0〜1名程度実習に来られます。1Gの中に女子学生が5名男子学生1名の割合です。以前に比べると男子学生は増えつつあります。実習の患者選定も男女設定しますが男子学生も女性患者に受け入れられている印象にあります。母性の実習は厳しい場面もあるかと思いますが高齢者の実習では問題なく行えています。実習カンファレンスに関しても男女関係なくみんなで討論し学びを深めている印象です。

男性看護師が女性看護師と上手に関わるには

  • 女性看護師が対応できない力仕事は協力する
  • 優しい男性看護師が多いがなるべく無口より話しやすい方が好まれる
  • 処置が拒否された時は遠慮なく声掛けしてほしい
  • 女性看護師が忙しくしている時は同じ同僚としてフォローをしてほしい
  • 遠慮なく休憩室で休憩して話せるようになってほしい

私が思った男女看護師の関わるコツですが女性から見たものなので足りない部分もあるかと思います。お互い男女の性質は理解して関わっているので上手に業務を行っていきたいと思います。お互い協力し合って定時で帰りたいが本音だと思います。

最後に

男女の看護師が協力して業務を行うことで全てうまくいき、定時で業務も終わることができます。変に意識せずに過ごしたいですがトイレや夜勤での休憩場所などは同じ布団は使えないと感じることはあるかもしれません。お互いに男女のいいところ悪いところを理解しながら協力して勤務を行っていきたいです。見ていただきありがとうございました。男性看護師の方からの意見がありましたらスレッズやインスタグラム、エックスもしているので意見をいただけると喜びます。よろしくお願いします。

他のブログで男性看護師について、人間関係について、コミュニケーションについて書いていますのでよろしければご覧ください。
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