ナース指導者が教える 看護師のクリスマスから年末年始 仕事の全てとは
看護師の仕事はとても忙しく、クリスマスや年末年始はどのような勤務状況か気にされている方もいるかと思います。今回は看護師の年末、年始の過ごし方について書きたいと思います。
看護師の年末
ボーナス
12月は給料日の前にボーナス日となります。厚生労働省の2023年度の看護師のボーナス平均は調べると86.2万円ととなっていました。これは夏、冬合わせた年間の額です。半分として考えると看護師の夏冬のそれぞれのボーナスは1回あたり平均額は約43.1万円となります。
クリスマス
病院ではクリスマスのイベントをされる病院もあると思いますが私の病棟はクリスマス会はありませんでした。施設や療養病棟ではクリスマス会を開催し高齢者が楽しめるようにイベントを行っているところが多いです。
クリスマスのイベントの内容
地域包括病棟でのクリスマス
現在は地域包括病棟ですのでクリスマス会はなく、日常の入院受け入れ、退院への業務を行っています。自分のクリスマスの24日25日に休みの希望をすれば休むことも可能ですが、今は子供達も大きいので希望はせず、クリスマスに夜勤をすることもあります。
年末の病棟の状況
年末は患者さんは退院希望される方は退院され、退院できない場合でも主治医許可があると2泊3日までは外泊できることになっています。これも病院によって違いがあると思います。退院が増えると、急な入院も受け入れないといけない状況になります。また、インフルエンザも流行っていますので施設からの入院が多くなり、入院時は発熱患者さんの治療や処置に対応することが増えます。年末に患者さんの入浴をしていい年を迎えれるようにします。また年末の大掃除はスタッフにて振り分けているので担当者はそれぞれの場所の掃除をします。
看護師の勤務状態
年末は看護師の勤務希望を前もって決めていますので急な変更はなく自分の希望に合わせた勤務を行っていると思われます。病院によっては看護師の人数が少なく、インフルエンザにスタッフがなることで急な勤務変更になる場合もあるかと思いますが、最初は希望の勤務希望を入れることができます。
地域包括病棟での年始業務
年始の病棟の状況
年始は最小限の人数にて病棟業務ができる体制にしてあります。入浴もスタッフが少なくできないことが多いです。以前いた病院では年始に着替えを希望されるご家族がいらっしゃったのでその場合は希望者のみ更衣を行うこともありました。今の病院では汚染したり必要な方のみ介助にて更衣を行います。ご家族の面会は現在はインフルエンザやコロナの可能性があるため決まった時間にて対応している場合が多いですが、私の病院でも年始は決まった日しか面会できないこととなっています。やはり、スタッフも少なく面会の対応ができないのが現状となっています。1月4日から通常の業務となりますので12月30日から1月3日までは正月の人数体制となっています。
看護師の勤務状態
年始はそれぞれに希望に合った勤務希望を入れているのでその状況に合わせて勤務をします。年末年始はどうしても休みたいところを希望しています。31日や1日に年末手当が入るのでそれを希望される看護師もいますが、連休があると喜びます。それぞれのスタッフがきちんと勤務希望はしているのでそれに対しては不満を言う人は少ないように感じています。
年末年始の急変
年末年始の急変も起こりうる可能性はありますが、土日や夜勤の対応と変わりはないので、いつもと同じ対応にて行います。ただスタッフが少なく、スタッフがインフルエンザなどにかかると代わりのスタッフを立てることが難しくなるので各自それぞれで体調を整えることが必要となります。
最後に
今回看護師の年末年始についての過ごし方を書いてみました。それぞれの病院や勤務状況などによっても違いがあると思います。看護師はシフト制でありますので24時間体制で勤務しないといけません。お互い、年末年始の希望の休みはとりながら業務も行っていくように考慮して勤務が組まれています。また正月勤務に出ると手当も出るのでそれは嬉しいことでもあると思います。これをみて参考にしていただくと嬉しいです。
みていただきありがとうございました。別のブログにて夜勤急変についてと看護師のやりがいを載せていますのでよかったらご覧ください。
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