ナース指導者が教える 看護師人間関係の悩み 解決するには
どの職種でも人間関係での悩みはあると思います。その悩みに対して各個人が解決できるように対策はされていると思いますが、ナースも1病棟30人スタッフがいますが人間関係はとても必要であり、それぞれトラブルもあると思います。その悩みに対しての解決方法を書いていきますのでよかったら参考にしてください。
看護師人間関係悩みとは
看護師の人間関係は先ほども言ったように1病棟30人と多くほぼ女性が占めています。その中で全ての人と関わるわけではありませんが苦手な人などもいると思います。その人間関係での悩みをいくつか挙げました。
- 異動したばかりで上司の関係性ができていない
- 声かけ方がわからない(報告・連絡・相談)
- 注意ばかりされる
- 仲間はずれにあう
- 頻繁に指導され、怒られたように感じる
- 休むのに連絡したくない・行きたくない
- 勤務にて連勤ばかりつけられる
- 子供がいるのに待遇してくれない
私が考えるとこれだけの悩みはあるかと思います。数え出したらキリがないと思います。新人やベテランでも違いますし、病棟の環境でも違いはあるかと思います。それぞれの悩みについて私が思う解決方法を書いていきます
異動したばかりで上司の関係性ができていない
看護師は病棟異動があり、2年おきなどに見られます。それに伴い、新しい病棟では新たに人間関係を作らないといけません。上司とも新たに関係性を作るところから関わりを持っていきます。そのため人見しりの場合、なかなか声をかけることができず声すらかけることができません。声をかけることができないと報告、連絡、相談もスムーズにできず関係性も悪くなる傾向にあります。いつ報告するか、タイミングもわからず辛い状況になることも多いです。
解決方法
解決方法としてはなるべく自分から声をかけるように努力する。関係性を築くのが難しい場合はしばらく上司の様子を見て他のスタッフがどのようにコミュニケーションをとっているかを観察するといいかと思います。関係性が悪くても報告・連絡・相談はきちんとすることを心がけるなどです。
声かけ方がわからない(報告・連絡・相談)
上司や関係性のできていない相手に対して声の掛け方がわからないと感じて悩んでいる方もいると思います。それでも報告・連絡・相談はしなくてはいけません。
解決方法
関係性ができていないと声のかけ方もわからないと思う方もいると思います。声のかけ方は「今話しかけてもいいでしょうか」「お時間がいいときに報告をしたいのですが」などです。明らかに忙しくしている場合は声をかけず、状況を見て声をかけることをお勧めします。どうしても話をしたい場合は、忙しい中でも上記のような声かけをしたりすると気にかけてくれることもあるのでお勧めします。どうしても話しかけにくい場面であるとき、どうしていいかわからないときは別のスタッフに声かけのタイミングを相談してみるといいかと思います。
注意ばかりされる
関係性ができておらず、声かけもできていない、報告・連絡・相談もできていない場合、注意ばかりされることもあると思います。それは自分が悪いと感じながらどうしてもできないと思うことがあります。病棟を辞めたくなることも多いと思います。
解決方法
注意ばかりされると感じる時はまずなぜ、注意ばかりされているのかを考えてみる。理由がわからない時は同じ病棟のスタッフに相談してみてもいいかと思います。理由がわかる場合はその内容について対応してみる。声かけ方法が間違っている、関係性ができていない、インシデントばかり起こしているなどあると思います。インシデントばかり起こしている場合はなぜ起こすのかと考え対策をしないといけません。自分自身で解決できない場合もあると思いますのでその時は先輩ナースに相談する、話しかけやすい同僚に相談するなどをお勧めします。
仲間はずれにあう
仲間はずれにされていなくても人間関係ができていないと仲間はずれをされていると考えてしまう場合もあります。
解決方法
実際にされているのかを検討し仲間はずれをされている場合は上司に報告することをお勧めします。また病棟自体で自分に合わない環境である場合もあるのでその時は病棟異動や退職をお勧めします。やはり働きやすい環境で働きたいと思うので我慢は禁物です。
頻繁に指導され、怒られたように感じる
頻繁に指導され、相手が強い口調である場合は怒られた気分になることもあります。指導に慣れていない人はそれをしやすい傾向にあります。
解決方法
指導したスタッフの口調が強い場合は気にしないこと。それよりも指導内容が正しいか正しくないかを自分で改めて考えて改善しなくてはいけない場合は改善する。自分でこれはおかしいと思う場合は他のスタッフにも確認して正しい内容を改善できるように指導を受け入れるようにする。自分が成長できる内容であればそれは必要な内容であるので振り返る必要があります。
休むのに連絡したくない・行きたくない
欠席するのに連絡するのはしたくありません。欠席をすることで迷惑をかけると考えてしまいます。病棟の環境を悪く感じる場合も行きたくないと感じる時もあると思います。しかし、欠席を報告することは大人として必須です。それをすることで病棟のスタッフに迷惑をかけるなど考えることもありますが、体調不良にて休む場合はしょうがないと思われます。
解決方法
きちんと報告すること、次の出勤日までにきちんと治癒して出勤することが他のスタッフへ迷惑をかけない方法だと思います。誰しも連勤が続く場合は行きたくないと感じます。給料をもらうことを楽しみにしたり、次の休みの予定を考えたりすることで意欲は出ます。楽しいことを考えることをお勧めします。
勤務にて連勤ばかりつけられる
看護師はシフト制であり、連日勤務もあります。1日勤務して休む場合もあります。夜勤を希望しているのに入っていない場合など病院や病棟のスタッフの人数でも違いがあると思います。自分の希望と合わない時もたくさんあります。
解決方法
自分が希望する勤務形態と合わなくなることもあると思います。それは上司に言って改善できる場合は改善してもらう方がいいと思います。労働基準法にひっかかるまでの連勤や休みが少ない、有給がない場合などはきちんと報告する必要があります。
子供がいるのに待遇してくれない
子供がいる際も勤務形態について上司と相談してどういうふうに働いていくかを決めていると思いますが、自分の希望に沿わない場合もたくさんあると思います。看護師業務は残業が多く、帰れないと嘆くこともありました。
解決方法
シングルマザーで働いている人も多く、保育園の迎えの時間があり時間通りに帰宅しないといけない場合も多々あります。今は残業をしないことが推進されているので帰りやすい環境になっています。仕事量が多い場合は上司に相談して定時に帰ることができるように対策をしてもらうことをお勧めします。無理はしないことが私の経験上一番です。
人間関係がいいと感じる病院の特徴
人間関係がいいと感じる時の病院の特徴を挙げています。この12項目を見るだけでもいい病棟であると感じることができます。
参考サイト:PEKO看護師転職ガイド
最後に
今回は看護師の人間関係の悩みと解決方法について書きました。1病棟30人スタッフがいる中で人間関係を築くことはとても難しいです。私も人見知りですので声かけ方法は長年の経験により得たものですが今でも新しく関わるスタッフは気を使いますし、慣れたスタッフでも気を使います。みんなが働きやすい環境にするためにはお互い支え合う必要がありますし、誰1人辛い環境であってはいけないと思います。そのためにはスタッフそれぞれも努力は入りますし、労働環境も良くしていかないといけません。労働環境を良くしていくためには改善を求めていくためにスタッフ自身が発信することも必要であると思います。我慢するばかりでなく働きやすい環境を自ら作っていけるようにしていくことが今後の看護師の勤務状況を変えていくのではと感じています。よかったら参考にしてください。
見ていただきありがとうございました。コミュニケーション、看護師うつについて、なぜ看護師がいいのか、ホウレンソウの仕方なども書いています。よかったらご覧ください。
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