ナース指導者が解いてみた 看護師国家試験過去問解説 しっかり理解しよう必修問題第2弾
今回第2弾となりますが看護師国家試験の過去問解説を行いたいと思います。やはり看護学生にはみんなに受かってほしいそう思っているので少しでも役に立てるように私も過去問題を解いて解説してみた方が参考にできたらいいなと思っています。よかったらみてください。
看護師国家試験
看護国家試験は入試のように多くの志願者から選抜する試験ではなく厚生労働省が定めた合格基準点を満たせば合格できる試験です。合格基準点は①必修問題②一般問題➕状況設定問題各ボーダーラインを満たせば国家試験に合格となります。必須問題は合格基準点8割となっており(合計50問中40問以上正答)となります。一般問題➕状況設定問題の合格基準点は毎年変動しています。過去10年の得点りつが最高で66.8%最低でも57.2%であり確実に合格を目指すなら70%超目標にする必要があります。
必修問題
必修問題では合格基準点8割(合計50問中40問以上正答)と厚生労働省が定めています。合計50問中40問(40点)以上正答する必要があります。数多くの過去問題がありますが、過去問は慣れていく必要がありますのでしっかり解説も理解しながらたくさん解いていきましょう。
食事摂取基準
日本人の食事摂取基準(2020年版)において、摂取量の減少を目指しているのはどれか。
- カリウム
- 食物繊維
- ナトリウム
- カルシウム
解答:3.ナトリウム
参考サイト:厚生労働省
喫煙年数
喫煙年数のほかに、喫煙指数(Brinkman<ブリンクマン>指数)を決定するのはどれか。
- 喫煙開始年齢
- 受動喫煙年数
- 家庭内の喫煙者数
- 1日の平均喫煙本数
解答:4.1日の平均喫煙本数
ブリンクマン指数は400以上で肺癌危険群、600以上で肺癌高度危険群とされている。ブリンクマン指数は喫煙年数✖︎1日の平均喫煙本数で計算される。
飲酒に起因する健康障害
飲酒に起因する健康障害はどれか。
- 肝硬変
- 膠原病
- メニエール病
- パーキンソン病
解答:1.肝硬変
多量の飲酒により脂肪肝からアルコール性肝炎から肝硬変と肝機能障害が進行していく。膠原病は自己免疫疾患であり、メニエール病はストレス、ウイルス、アレルギーなど様々な説があるが原因であるとは言えない。パーキンソン病はドパミン不足によって起こる。
参考サイト:厚生労働省
禁煙
禁煙のための問題解決型のコーピング行動はどれか。
- 禁煙外来を受診する。
- 禁煙について深刻に考えないようにする。
- 喫煙したくなったら一口吸う。
- 喫煙できないイライラを飲酒で解消する。
解答:1.禁煙外来を受診する。
1は問題解決型コーピングは問題を解決するための行動を積極的に行う。したがって自発的に禁煙外来を受診することが最も問題解決型のコーピングとしてもふさわしい。2は逃避行動をしたりすることが含まれる。
参考サイト:
国民健康・栄養調査
日本の令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査における男性の喫煙習慣者の割合はどれか。
- 17.1%
- 27.1%
- 37.1%
- 47.1%
令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査における男性の喫煙習慣者の割合は27.1%であった。前年の調査の29.0%より1.9ポイント低下した。同調査の女性の喫煙習慣者の割合は7.6%であった。
ホルモン
ストレスで分泌されるホルモンはどれか。
- カルシトニン
- アドレナリン
- バソプレシン
- エリスロポエチン
解答:2アドレナリン
看護師国家試験受験時の心構え
看護師国家試験の心構えとしては私の場合は何度も過去問を解いて問題に慣れていきました。また必ずわからない問題はあるのでその際に原点に戻って学び直すようにしました。不安なことも多く、何から勉強していいのかわからなくこともありますが、まずは間違えた場所の振り返りを行うことでとても覚えやすくなります。
最後に
今回はナース指導者が看護師国家試験過去問解いてみた第2弾でしたが、看護師国家試験は範囲が広く絞りにくいと感じています。過去問からすると何を問われているのか、何を勉強したらいいのかわかると思いますので1つづつ解いて学びを深めていただけるといいかと思います。みていただきありがとうございました。
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