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ナース指導者が思う看護のやりがいとは

ナース指導者が思う看護のやりがいとは

ナースになって23年目となります。やりがいとはと考えることも少なくなりました。この前看護学校1年目の学生に看護師の魅力、やりがいを教える場がありました。

看護師の魅力・やりがい

魅力とは「人の気持ちを惹きつけて夢中にさせる力」
やりがいとは「物事を行なった際の充実感」や「やってよかったと思う気持ち」「やったことに対する効果や価値」「手応えなどを示す言葉」

 

私がなぜ看護師になったかは今までのブログでも書いたと思いますが

  • 親の憧れの影響
  • 小学生の時保健委員会で怪我の手当てを見て
  • 自分が入院した際、母が入院した際に看護師さんの注射などの様子を見て
  • 安定した職業

などです

魅力は上記の内容になると思います。やりがいは実際看護師になってから持ち始めました。魅力も看護師になってから現実を見て魅力を多く感じるようになりました。

看護師のあるあるいい話を別のブログにて書いているのでよかったらご覧ください。やりがいにも触れています。

ナース指導者が教える 看護あるある3K・9Kとは
看護師23年目、実習指導や子育ての様子を楽しくお伝えするブログです。 看護師は辛い職業と思われがちですがあるあるいい話はあります。お悩みの方もこれを見て明日への励みになっていただけると嬉しいです。

私にとってのやりがい

怪我や病を持っている方の手助けになりたいと感じ

私は病棟に勤務しています。看護師になる前は怪我や病を持っている方の手助けになりたいと感じていました。看護師になって現場をみると現状を知りました。今は超高齢者となっており、入院している人は70歳以上が多く、入院の原因は肺炎などで発熱、独居にて転倒にて骨折、自宅にて老老介護にて退院できず、施設探しなど私が看護師になる前に抱いていた簡単な状況とはかけ離れています。看護師として単純な怪我や病を持っている人の手助けになりたいという気持ちは持っていますが、毎日の忙しい状況はこのことを忘れさせるくらい過酷であると思います。しかし病気の人を治療し無事に退院させることができた時「ありがとう」と感謝された時は嬉しく感じています。それはやりがいにつながるのではないかと感じています。

処置を行いその後治癒して退院する際に感謝される時

先ほども申した通り、人員不足な中での過酷労働はやりがいを忘れさせます。頑張った思いになるのは給料をもらう時、退院時に「ありがとう」と言われる時、トイレ介助、ケアを行った時に感謝される時など自分が行ったことに対して感謝をされる時です。私が今所属している病棟は地域包括ケア病棟なので入院期間60日と決まっています。その中で入退院は頻回なのですが退院時の感謝は受けることは多く、次回の入院受け入れへの意欲となっています。

患者さんの命を助ける場に立ち会った時

超高齢者社会の中、入院後に急変する場合も頻回にあります。急変に当たる時はスタッフみんなで協力して関わらないと命を助けることはできません。医師の指示に従って心臓マッサージなどの処置を行い、患者さんの命が助かった際は達成感を味わい、スタッフみんなで良かったと安堵の気持ちになります。その時はやりがいを感じます。

今は新人指導、実習指導している立場であり、やりがいを教えるとき

現在私は新人指導、実習指導をしています。新人指導の研修、実習指導でのカンファレンスにてやりがいを教える時、実習生が病棟で学んだことを聞くときに看護師とは何かを再度学ぶことができます。

新人指導では研修時にティーチング、コーチングの違いを学び聞くことの大切さを学びました。話を聞くことで新人は悩みを解決することができます。新人も現在では20歳から40歳代と年齢も様々であるため生活環境、年齢に合った指導を行う必要性があります。悩みの内容も様々なので自分の経験を踏まえて話すことで分かりやすく理解でき、励みになることができると分かりました。
実習指導では私の病院では看護学校が隣接されており、4年制となっています。基礎実習から統合実習までありますが、看護観についても人それぞれ、実習を通して学ぶことが多く、看護実習生としても人間としても成長できます。この中で実習生から病棟の看護師の対応を見て「私もこのような看護師になりたい」と聞くこともできます。また患者さんにどう関わったらいいのか、何を話しかけたらいいのか、自分は邪魔にならないのかなど実習生独特の悩みを知ることで私も原点に戻り患者さんときちんとした話し方を行うことが必要だということを学ぶことができます。
看護師としての指導を行いますが、コミュニケーションの仕方(目線は同じ高さにして)、会話を行うことで患者さんとの関係性を築くことができる、このような内容を実習カンファレンスで実習生から聞くことができます。指導をすることで看護師とは素晴らしい仕事であると実習生の発言から気づくことができます。

 

スタッフ(仲間)・家族の支え

やはり看護師業務は過酷です。しかし周りのスタッフ(仲間)や友達・家族に支えられながえ耐え、乗り越えることができています。

スタッフ(仲間)の協力

私の病棟は固定チームにて成り立っています。チームで約20名の患者を見ており、お互い協力して助け合って業務を行うことで残業も少なく終えることができます。一人で残業すると気落ちが滅入るので声かけしあって帰ることにて意欲も出てきます。

友達・家族の協力

悩みがある際は友達や家族に話し、相談に乗っていただくことで解決できることもあります。病棟を知らない家族や、友達は励ましの言葉をくれるのでそれをもらうだけでも次の日の意欲になります。看護師は離職者も多いですが、その悩みも話すことで次の仕事場への意欲となります。看護職は一生続けることができるので、職場を辞めるとしても別の場所で続けることができる、それはやりがいへとつなげることができます。

私の家族の支えについて(看護師をやめなかった理由)

独身で看護師をしていたらすぐ辞めていたと思います。結婚し家族ができたからこそ支えがあることで辞めずに今でも23年続けることができています。今も辛い、辛いと考えることは毎日です。でも家では忘れるようにしていますし、自宅に仕事を持って帰ったりはせず仕事場で終わらせるようにしています。新人の頃は自宅で勉強をしたりしていました。今はある程度知識はあるのでわからないことで悩むことは少なくなりましたが、わからないことは仕事場ですぐ休憩中に携帯でも調べるようにしています。そうすると要領も掴めてくるので対応力がつくようになりました。

看護師の経験年数

看護師経験年数が23年となり年数を重ねるにつれて対応力がつくようになりました。指導できる余裕も持てるようになりました。同じ経験年数のスタッフが集まったりすると悩みも同じだったりするので一緒に話して自分の悩みも解決できるようになります。また子育てや結婚していたりご家族の事情があったりとスタッフによっても状況が違うので色々な立場の方から話を聞くことで解決できることもたくさんあります。そのようにいろんな方とお話をすることで看護師を続けることができています。

給料について

収入面で満足できることがやりがいの一つに挙げられます。看護師の9割は女性です。看護師と女性の全職種における年収を比較すると以下の通り

全職種における平均年収(女性):388万円
看護師の平均年収(女性):482万9100円
このデータは令和元年の賃金構造基本統計調査結果です。
参考サイト:マイナビ看護師
このように看護師は夜勤も多く、しっかりと給料が入る面ではやりがいとつながります。しかし年数を重ねると仕事量が過酷にて見合った給料ではないと離職をされることはあります。病院にて給料や待遇は違うので自分に合った職場を探すことを求められます。

最後に一言

「これからのことやりがいは継続できるのか」「看護師の魅力はなくならないのか」考えることもありますが今のところは大丈夫です。やりがいをずっと持つことができるように息抜きもしながら看護師を行っていきたいと思います。やりがいは自分で感じないと周りに言われても何も感じないと思う方が多いと思います。自分でなぜ看護師がいいと思ったかと考えるとなんとなくでも感じることができると思います。なんとなくでいいと思っているのでこの思いを大事にしていきたいと思います。

読んでくださってありがとうございます(^^)毎日みなさんが笑顔で過ごせますように。

 

笑顔コメント

看護師になって私が使っているシューズです。よかったら見て購入していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


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