ナース指導者が経験したママナースとシングルマザーが使用した手当と10年後思うこと
私は看護師23年行っていますが、シングルマザーでもあります。今の時代はシングルマザーも多く、私の周りでの看護師とシングルマザー両立している方が多いです。看護師でシングルマザーとなって悩まれている方もいらっしゃると思います。よかったら参考にしていただくと嬉しいです。
シングルマザーとは
シングルマザーとは自分1人の手で子を育てる、離婚した母や未婚・非婚の母のことです。今は父子家庭の方も増えてきており、シングルマザーと言われても何も感じない方も多くなってきました。お互い好きになって結婚する。その時は間違いなく好きで結婚しています。しかしカップルと同じように別れがくることもあります。私は三人子供がいますがその状況で離婚することを決めました。理由はいろいろありますが。今思うと前向きにお互いのためでした。あまりマイナスのことは言いたくないというのが実際です。
ひとり親が受けられる手当・助成金
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- ひとり親家庭住宅手当
- ひとり親家族等医療費助成制度
児童手当
児童手当は0歳から中学校卒業までの子供を養育している人に支給され、支給金額は子供の年齢によって異なります。
児童扶養手当
児童扶養手当はひとり親世帯で養育される子供の生活の安定のために支給される手当で親の所得によって全額支給か一部支給、または不支給か決まります。受給対象者は「18歳達する日以降の最初の3月31日までの子供(障害の子供の場合は20歳未満)」を養育している親などです。「18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子供」とは一般的に高校3年生を卒業するまでの子供のことを指します。手当金額は子供の人数や親の所得に応じて異なります。
児童育成手当
児童育成手当は18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子供(障害を持っている場合は20歳未満の子供)を養育しているひとり親家庭に支給される手当金です。
ひとり親家庭住宅手当
ひとり親家庭の住宅手当はひとり親世帯で18歳もしくは20歳未満の子供を養育している人が受けられる手当金で家賃の一部を補助してもらうことができます。しかし自治体によって制度がないところもあり、手当金額も自治体によって異なるため、制度の有無や詳細については各自治体にて問い合わせてください。
ひとり親家族等医療費助成制度
ひとり親家族等医療助成制度は18歳に達する日以後最初の3月31日までの間にある子供(障害を持っている場合は20歳未満)を養育しているひとり親が受けられる助成制度です。親や子供が医療機関の窓口で支払う医療費の自己負担分を自治体が助成してくれます。ただし、親の所得制限があるため、制限額以上の所得がある場合は不支給となります。また助成内容は自治体によっても異なるため窓口で確認してください。
シングルマザーになるときにしたこと
- 離婚届
- 子供の学校の手続き
- 親への報告
- 引っ越し
- 転職
- 離婚後保険など変更
離婚届
離婚届の記入をして提出となりますが、子供の扶養を私にしたので夫からの変更は裁判所にて手続きをしないといけませんでした。それも夫の協力がないとできないのでしっかりとした話し合いが必要です。
子供の学校の手続き
子供は三人います。それぞれ小学生や保育園に通っていますが理解できる僕ちゃんは泣いていました。姫ちゃんは泣く様子はありませんでした。僕ちゃんは夫が大好きでした。何度も説明し納得はしてくれましたが泣かせてしまったこと、子供達が一番迷惑だということを今でも実感しています。僕ちゃんや姫ちゃんは小学生だったので転校の手続きも行いました。何もかも初めてでした。自分で調べたり小学校の先生に相談して手続きをしたと思います。
親への報告
親への報告は離婚の理由を伝えることで納得してくれました。時にトラブルはなかったので受け入れも良かったと思います。シングルマザーとなったことで私は実家の母に協力を求めなくてはいけませんでした。実母は協力的で私は計画性のない離婚でしたが、家を借りるために協力してくれました。実父も引越しでいる家電などを提供してくれたりと離婚しても責めることはなく受け入れてくれました。
引っ越し
実家の近くに引っ越すこととなりました。そのために仕事を転職、転職には2ヶ月はかかるので先に引っ越してその後夜勤のみ新居から通っていました。元夫もお互いのためだと離婚を了解していたので転職や引越しにも協力的でした。夏休みに引越しをしましたが子供達は友達との別れが辛かった様子でした。新しい学校の手続き、私の新しい職場の手続き、自宅に子供たちだけ残すことはできないので仕事場に三人連れて行きました。引っ越したことで寂しくならないように実母の家に泊らせたりしました。私も一人で慣れない場所での生活だったので実家にいることで安心することができました。
転職
離婚を決めた段階で転職はしないといけないと決めましたので、離婚の手続きと同時進行で仕事を探すところから始めました。仕事は長く勤められる、療養病棟がある病院を選びました。転職サイトで見つけてきまればいくらかもらえるというサイトを選びました。10年前になるので今はあるかわかりません。今の病院も転職後から同じ病院となっていますが、病棟異動も何度もしているので今は地域包括ケア病棟にて看護をしています。
離婚後保険の変更
離婚後に生命保険の手続きにて受け取りを変えることをしました。子供の親として頼れるのは自分だけになると思っていたので保険の見直しも行いました。自分に何かあったらとシングルマザーになった時は何度も不安に思っていましたので保証はしっかりするようにしました。
新しい生活
新しい生活に慣れることを目標に過ごしました。特に子供たちには迷惑をかけていましたが、新しい友達ができたとの報告があり安心感が出てきたことを思い出します。仕事はニの次となっていました。仕事も新しい病院も変わりましたのでその環境に慣れることに必死でした。でもその前に子供たちの環境が変わったことの方が心配だったのでまずは子供達が慣れること、笑顔が見られることを優先にしました。学童も開始し、新しく友達ができることを優先しました。土曜日は学童に迎えにいき友達との関係も見るようにしました。県外だったので休日は身近の遊べる場所を知らないため近くの公園などに連れていきました。また、私も知り合いはいないためPTAなどに参加する際に友達のお母さんと話をして交流を持つようにしました。私も人見知りのため関係性ができるまで時間はかかっています。
10年経って思うこと
離婚して10年経ちますが、最初の頃はずっと後悔していたと思います。それは生活が苦しかったし、寂しかった。子供の運動会や入学式、卒業式に1人で参加しないといけなかったからです。運動会は実母も参加くれましたがそれ以外は1人での参加のため、場所取りなども全て1人、周りとも比べてしまいます。でも今は自分も強くなり、自由を楽しんでいます。子供達も強くなりました。以前よりも友達はたくさんいますし今の環境の方が長く過ごせています。子供達を優先にしていますし、何をするにしても相談して決めるようにしています。
辛くならないように
これを見てみなさんが辛い思いにならないようにしてほしいです。子供達のためには離婚はなるべくしないほうがいいです。それは10年経っても変わりません。最初の頃は辛いことはありますが子供達も成長します。意外と強いことも感じました。元の生活に戻りたいなんで一言もなかったですし、実家も近かったのですぐ母のもとに行っていました。
看護師として
転職は辛い。シングルマザーとなり自分の環境を変えることはストレスを感じます。転職と生活で色々な悩みも起こると思います。自分が育てないとという責任感、その重さに押しつぶされることもあります。でも子供は成長します、子供が成長することで母親、父親も成長します。なんでも前向きに考えないといけません。今となってはシングルマザーとなったことで自分も成長できましたし、看護師の仕事にもいかせています。
今思うこととしては
- 自由であり
- 生活に慣れた
- 無事子供達も成長
- 健康大事
- 学費は大変・節約大事
- 看護師頑張る
このように今は子供の成長に伴い学費が大変で節約を行っています。どの家庭でも一緒だと思います。1人なので生活にも慣れ自由ですし、子供達も協力してくれます。とにかく今後は自分のため、家族のために看護師を頑張り続けたいと思います。
最後に
誰でも人生の転機はあります。辛いこともありますがまずは今どうするかを考えてできることをする。あまり考えすぎず、周りに協力を得ることも必要です。誰でもシングルマザーにはなりえますので特別なことでもない。なんとかなると思って前向きにいることが一番だと思います。
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