ナース指導者が思う女性からみた男性看護師とは
今回は女性看護師目線での男性看護師、女性看護師について書いていきたいと思います
男性看護師
厚生労働省による「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況では就業看護師(以下「看護師」という。は1,280,911人(男104,365人、女1,176,546人)で前回に比べ62,305人(5,1%)増加している
就業准看護師(以下「准看護師」という)は284,589人(男20,726人女263,863人)で前回に比べ19,890人(6,5%)減少している
引用先:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/20/dl/gaikyo.pdf
やはり看護師は女性が多い職業であるとわかります。正看護師、准看護師も女性が多い結果となっています。
私の病院での状況
男女比
私の病院での男女比は看護師に関しては22人中、男:女=3:19です。割合から見てもほぼ女性、その中で働いています。
男性の特徴
- 力がある
- 優しい
- 繊細な人と鈍い人
- 女性とコミュニケーションを取れない人と取れる人
- 男性もさまざま
男性看護師の現状
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- 私の病棟では3人男性が勤務しています。9割が女性です。
- 男性看護師は少しずつ増えている印象です。
- 入浴介助やオムツ交換、ストレッチャーでの移送にも力が必要です。
- その中で男性看護師はとても必要となります。
新人男性看護師の現状
今年も男性看護師は入職されました。私はプリセプターとなりましたが、担当の新人看護師は男性でした。とても礼儀正しく、几帳面でした。一つ一つの仕事を丁寧に行っていました。
今までの新人男性看護師の印象
新人男性看護師は丁寧で几帳面な人も多いように感じることが多いです。きちんと報告・連絡・相談もしてくれます。今までの新人男性看護師は悩みはあると思われましたが周りが女性ということもあって悩みを相談しにくい雰囲気がありました。
新人男性看護師に行った関わり
男女であり、関わりにくさは持たずに積極的に声かけを行い、悩みを聞いていきました。関係性を築くことで話をしてくれる様子も少しずつ増え、悩みの相談を乗るように心がけました。新人もあと二人女性でした。関わりはできていましたが、今までの経験上、心から気兼ねなく話せないのではと感じられたため2年目の男性看護師へ声かけして2年目との交流を持てるようにしました。気兼ねなく話せる場はとても必要でそれをすることで女性の中で働く男性ならではの悩みは解決できると思っていました。
実習指導での男性看護学生との関わり
実習指導も行っています。男性の学生も学生1グループに1人いたり、いなかったり男性看護学生は女性患者さんから拒否されることもあります。許可の元受持させていただいています。女性看護学生も拒否される場合もあるのでそれは男女変わりません。男性だからということは特に感じていません。上記でも書いたように男性は丁寧な印象もあるので受け入れに了承を得られた学生は患者さんにも喜ばれている様子はありました。指導の内容は女性も男性も変わりないので同じように指導を行なっています。
女性看護師
なぜ女性が多いのか
私のイメージですが看護師という職業に憧れを抱くのは女性が多い。やりがいの面で看護するという気持ちを女性が持ちやすい。看護という職業になぜやりがいを求めたのかというブログも作っていますのでよかったらご覧ください。
女性の特徴
- 体調の変化が起きやすい。
- 体調によって仕事内容も変更必要。
- 子育てをしながら仕事両立。
- シングルマザー多い。
- 清潔感、身だしなみを好む人が多い。
- 細かなことを気づきやすい。
男女看護師通してのメリット・デメリット
メリット
- 安定したキャリアを持ちやすい。
- プライベートと両立しやすい。
- 高収入を狙える。
- やりがいを持って働ける。
デメリット
- 長時間労働になりやすい。
- プレッシャーが大きい。
- 人間関係が大変な場合がある。
- 常に勉強しなければならない。
結論
- 看護師という職業は誰しも憧れを持ちやすい。
- 誰もがなれる職業。
- 男女それぞれの得意分野がある。
- 性別での特別扱いもない。
- 性別関係なく成長できる。
- 性別関係なくキャリアアップできる。
- これからも男性看護師は増える傾向にある。
- 女性の特徴も踏まえてコミュニケーションをとる必要性はある。
- 男性、女性に関係なく性格、特徴はさまざま。
最後に
私の病棟では男性看護師がいてもあまり意識したことはありません。意外と女性は気にせず男性看護師と会話しており、男性看護師の方が気にしているように感じます。お互い配慮し合ってコミュニケーションをとり業務をしています。今は男性の看護師長も増えていますし他部署は男性が多いこともあるので男女気にせずに関われている印象があります。上記でも言ったように慣れていない新人看護師に関しては環境に慣れていないこともあるので配慮が必要だと考えられます。今後も新人受け入れも行われますので状況に合わせた関わり方を行なっていきたいと思います。
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